ジビエ革のものづくり(鹿)3頭目 全2回

framepouchを中心にご紹介している、高見澤篤さんのものづくり。鹿の3頭目の製作をご紹介します。
 
まずは高見澤さんの製作と、ジビエ革について。
 
狩猟による天然の野生鳥獣、いわゆるジビエ。食肉としては以前よりも広がりつつも、その皮はほとんど捨てられてしまうそうです。高見澤さんは、猟師から直接仕入れたジビエの皮を鞣して使い、「命をいただく」という強い思いで製作をしています。
 
日本の山林に生きる野生の鹿や熊。狩猟時期と地域までわかる革。タンニン鞣し。墨染め。通常であれば避けられる、使えるけれど商品としては扱いにくい皺や小傷。裁断後の端切れパッチワーク。一頭の命を余すところなくいただき、革を使い切る作り方。オリジナルの金具。革と同じ経年変化を楽しめる金具の仕上げ処理。
 
何も言わずとも単純に美しいものなのですが、その奥には、高見澤さんの思いと、大分普通でないものづくりがあります。
 
高見澤さんから革を一頭購入して、その革を使って製作くださる形で取扱をしています。
 
2019年1月が1回目。この時は鹿(2019年1月・鳥取県若桜町)と熊(2019年1月・岩手県岩泉町)。製作品と革の取り都合から、初回納品+追加のパッチワーク、2周で完了しました。
 
2回目は、2020年1月スタート。作っては端切れを確認しては製作品を考え、合計4周してほとんどの革を使い切りました。以前、4回の記事に分けて、詳しくご紹介しています。
 
今回は3回目。今回から、わかりやすくタイトルを3頭目としました。2020年の10月に1回目。2回目は、高見澤さんの製作も忙しく、金具の都合もあり、間があいて2021年9月。こちらの1記事でまとめてご紹介します。
 
革のことなど詳しくは、4回に分けてレポートした第2回目の各回をご覧ください。→ジビエ革のものづくり 記事一覧

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag

【 3頭目 2020年10月(鹿・鳥取県若桜町) 製作前の革 】
 
一般的な革製品は、革屋さんから革を仕入れます。鞣しや加工産地は分かるものの、原皮まで遡ると、国内外までが限界で、地域まで割り出すのは難しいケースが多いようです。高見澤さんの場合は猟師さんから直接仕入れているため、狩猟時期、地域まで分かっていて、タグにも記載されています。その皮にタンニン鞣し加工と墨染めをして、この「革」になります。
 
高見澤さんの革のストックから一頭を選び、作る製品を相談して、製作を依頼します。
 
今回は、2020年10月に鳥取県若桜町で狩猟された鹿。高見澤さんが製作に取り掛かる前に写真を撮ってくださいました!
狩猟され、鞣して墨染めされた、1枚目は最初の状態の革、2、3、4枚目は裁断進行中。

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag 小銭入れ coincase

【 3頭目 2020年10月(鹿・鳥取県若桜町) 1/2周 】
 
裁断を行って製作した、1周目の製品はこちら。
・frame porch <鹿革墨染・Lマチあり> レザーショルダーポーチ ×2
・frame porch <鹿革墨染・L> レザーショルダーポーチ ×3 (うちパッチワーク×1)
・frame porch <鹿革墨染・M> レザーショルダーポーチ丸型 ×1 (うちパッチワーク×1)
・小銭入れ <鹿革墨染>  ×3

そして、1周目の製品と共に送ってくださった、その端切れ。この端切れをパッチワークして、2周目を製作します。
高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag 小銭入れ coincase

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag 小銭入れ coincase

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag 小銭入れ coincase

高見澤篤 six-clothing 鹿革 ジビエ革 frameporch flameporch brass shoulderbag 小銭入れ coincase

【 3頭目 2020年10月(鹿・鳥取県若桜町) 2/2周 】
 
2周目の製品はこちら。
 
・frame porch <鹿革墨染・L> レザーショルダーポーチ ×1 (パッチワーク)
・mini porch <鹿革墨染> ×2 (すべてパッチワーク)
・小銭入れ <鹿革墨染>  ×4 (すべてパッチワーク)
 
ものすごい細かなパッチワーク!これまでで最も細かいように思います。「今回のパッチワーク、特に頑張りました!」と高見澤さん。一緒に写してあるのが2周目の全7点ですが、裏面もすごいパッチワークなので、裏面を撮った単体写真も続けて載せます。詳細写真は各製品ページにありますので、そちらをご覧ください。
 
・frame porch <鹿革墨染・L> レザーショルダーポーチ
厚みと強度の都合上、内布付きです。PINTでの扱いは初めての口金、メッキではないので、革と同じように経年変化を楽しませてくれそうです。初めて見る、裏面の補強ステッチもすごく良いです。
frame porch <鹿革墨染・L・内布付き> レザーショルダーポーチ

 
・mini porch <鹿革墨染> ×2 (すべてパッチワーク)
初めて作る新型。付け外しできる革紐がついています。
mini porch <鹿革墨染>
 
・小銭入れ <鹿革墨染>  ×4 (すべてパッチワーク)
こちらは製作3回目ですが、毎回すぐに完売してしまう人気者。この口金がラスト4点のため、ある限りになります。今後はまだ未定ですが、口金が変わる予定とのこと。
小銭入れ <鹿革墨染>

2周目製作後の端切れ。
最も小さなミニポーチと小銭入れを、可能な限り製作いただきました。細かすぎるパッチワークから見られる通り、これ以上は作れない、使い切った状態です。面積があるようにも見えますが、薄かったり、革の裏側の傷などで製作ができない部分になります。こちらの残り、店頭には保管してありますので、ご覧になりたいマニアックな方はお気軽にお声がけくださいませ。
 
 
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