狩猟による天然の野生鳥獣、いわゆるジビエ。食肉としては広がりつつも、その皮はほとんど捨てられてしまうらしいです。猟師から直接仕入れたジビエの皮を鞣して使い、「命をいただく」という強い思いでものづくりをする人。
日本の山林に生きる野生の鹿や熊。狩猟時期と地域までわかる革。タンニン鞣し。墨染め。通常であれば避けられる、使えるけれど商品としては扱いにくい皺や小傷。裁断後の端切れパッチワーク。一頭の命を余すところなくいただき、革を使い切る作り方。オリジナルの金具。革と同じ経年変化を楽しめる金具の仕上げ処理。
何も言わずとも単純に美しいものなのですが、その奥には、高見澤さんの思いと、大分普通でないものづくりがあります。
革を一頭購入して、その革を使って製作くださる形で取扱をしています。
2019年1月が1回目。この時は鹿(2019年1月・鳥取県若桜町)と熊(2019年1月・岩手県岩泉町)。製作品と革の取り都合から、初回納品+追加のパッチワーク、2周で完了しました。
今回の記事でご紹介するのは2回目(2020年1月)。作っては端切れを確認しては製作品を考え、合計4周してほとんどの革を使い切りました。4回の記事に分けて、ご紹介します。
【 2回目 2020年1月(鹿・鳥取県若桜町) 1/4周 】
高見澤さんの革ストックから一頭を選び、その革で製作を依頼します。
この紹介シリーズ、2020年1月の鹿革の製作を案内しますが、最初の革の写真だけは今年撮れていないため、昨年2019年1月のものです。鹿、狩猟地域、鞣し、染めの仕様は同じです。タンニン鞣し、墨染めされて、製品の素材として使う「革」の最初の状態です。
・frame porch <鹿革墨染・Lマチあり> レザーショルダーポーチ ×2
・frame porch <鹿革墨染・L> レザーショルダーポーチ ×2 (うちパッチワーク×1)
1周目で大きめサイズの製品が完成。マチありもパッチワークも良くて既に満たされている感もありますが、2周目からが高見澤さんスタイル真骨頂です。
▼1周目前の革 100%
▼1周目製作 -70%
・frame porch <鹿革墨染・Lマチあり> レザーショルダーポーチ ×2
・frame porch <鹿革墨染・L> レザーショルダーポーチ ×2 (うちパッチワーク×1)
▼1周目後の革 100-70=30%
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