かぐれのワードローブ #02-2 REPORT 〜製作アイテム検討〜

かぐれのワードローブ #02、第2回目を終えました。
 
前回のレポート
 
製作するアイテムはシャツに決まりました。この1ヶ月の間で、それぞれのメンバーに、この宿題を進めてきてもらいました。
 
<前回の宿題>
・enrica町田さんが、生地候補探し。リネン、コットン、シルク、リネンコットン、シルクコットン、天然素材を中心に。できればオーガニックの素材。生地感は「透け感(少)なく」「やわらかい」「マット」。
・かぐれメンバーは、シャツ企画案の準備。言葉やイラスト、お気に入りのシャツや服でもOKなので、準備してきていただきます。
 
今回のゴールは、皆のシャツのイメージを集め、ポイントをまとめて定めること。そして、町田さんからシャツについてのレクチャーとパターン・デザインにおけるポイントを教えていただきながら、1stサンプルに取り掛かれるまでの仕様の輪郭を作ることです。
 
今日は形のもとが出来上がるための前半の山場。さて、一体どんなシャツになるのでしょうか。



かぐれメンバーのみなさん、この1ヶ月、頭の片隅でシャツのことを考えながら、具体的なイメージを作ってきてくださいました。プレゼン方法も、写真、イラスト、私物のシャツ、と様々。全てを紹介することはできませんが、たくさんのアイディアと熱、伝わるでしょうか。



私物のシャツは、交代で試着をしてみたり、生地感を触ってみたり。生地と形の相性もあれば、どう着るかで丈の長さもシルエットも変わってきます。今回は、前のワンピースの時よりもたくさん集まりました。私物シャツの中で一番盛り上がったのは、バイヤーの宮崎さんの古着シャツ(写真内のカーキ色のシャツ)。古着アイテムが登場したのは初でした。
アイディアを出し合い、シャツのイメージは膨らみますが、着方も種類もあまりに多様なだけに、シャツというアイテムの難しさも感じました。
 
何と合わせて着るのか?メインで着るのか?上に何かを羽織るのか?裾は入れて着るのか?
 
形も、身頃シルエットはもちろんですが、襟、袖、前立て、カフス、裾の形、、、前のワンピースよりも無限に広がるパターンがあります。

ここで、皆のアイディアのポイントを要所要所拾いつつ、enrica町田さんによるシャツのレクチャーをいただきました。
 
そもそも、「シャツ」と「ブラウス」は厳密にいうと違うというお話から。分類されていることは知りつつも、具体的な違いははっきりわからない方も多いですよね。ざっくり分けると、フォーマル→カジュアルの順に、「Yシャツ–カジュアルシャツ–ブラウス」と分類できるようです。とはいえ、ブラウスは広義のシャツの1種とされることもあるようですので、シャツの中の分類とイメージしてみてください。
 
以下、簡単に説明します。
・Yシャツ スーツやフォーマルなジャケットスタイルなどにあわせるシャツ。袖はジャケット袖から出し、裾はボトムスに入れるため、袖裾長め。
・カジュアルシャツ デニムやチノと合わせるスタイルのシャツ。カジュアル度強いものだと、ワークシャツなど。
・ブラウス 主に女性用で、やわらかな生地が多い。語源が「ゆったりした」という意味もあり、すぽっとかぶれるような形のものも含む。
 
もともと海外の言葉と文化を輸入したものですし、厳密な区切りに正解はないと思われますが、まずはここをはっきりさせる必要があります。この分類で考えると、皆が考えていたのは「ブラウス」であることが確定しました。
 
盛り込みたいポイントとしては、
・生地が柔らかい
・裏前立て
・肩が少し落ちてリラックスした感じ
・胸ポケットあり(片側)
・襟は小さめ
・オリジナルらしいワンポイントがあること
 
先ほど紹介した古着のシャツをイメージの元として、裾や丈の長さを決めました。ザ・古着のため、組成もブランドもわからないもの。時代も生地もディティールも今にはないものですし、そのまま生地を変えてもうまくはいきません。あくまでインスピレーションをいただく形で、生地の種類、襟の形、ボタン位置、丈袖裾の長さなど検討しました。

生地は、町田さんが選んできてくださったコットン、リネン、シルク、それぞれの混織を中心に。「透け感(少)なく」「やわらかい」「マット」という生地感のものに絞って集められていますが、織り方や加工によっても様々。皆で触り、透け感も試しながら検討を進めます。
 
enricaらしく、肌触り柔らかく気持ち良い生地がずらりと並び、時間をかけて悩みました。色展開の可能性も含めて考えながら、数種類に候補を絞りました。
盛り上がり、時間は延長していまいましたが、無事に今回のゴールを達成。
 
今回の内容を元に、町田さんには候補生地の確認、デザインパターン→1stサンプル製作まで進めていただきます。
 
次回は9月中旬、1stサンプルと、進行可能な生地候補を並べて、より具体的な形と仕様を考え修正ポイントを探ります。
修正検討ポイントも多い可能性があるため、以後のスケジュールは前倒しし少し変更しました。
 
 
●今後のスケジュール
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【かぐれのワードローブ#02 スケジュール】
2017/7 #02-1 REPORT 〜製作アイテム検討〜 <終了→レポート
2017/8 #02-2 〜生地・デザイン検討〜 <今回>
2017/9 #02-3 〜1stサンプルチェック〜 <次回>
2017/10 #02-4 〜2ndサンプルチェック〜
2017/11 #02-5 〜3rdサンプルチェック〜
2017/12 最終決定 
2018/1~2 生産
2018/3 発売開始
※次回以降は予定です。変更が生じる場合があります。
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今回の会議後、町田さんが着々と進めてくださっていて、先日1stサンプル前のトワルを見せていただきましたが、とても素敵でした。
僕が女性だったら、トワル時点ですでに欲しいです。
 
9月中には次回のレポートをアップする予定です。
1stサンプルを写真でご覧いただけますので、次回レポートをお楽しみに。
 
 
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